どうも、元潜水士です。
海上保安庁に入庁し、海上保安学校にて1年勉学に励み、己を鍛え上げ現場に出させていただきました。
現場に出てから半月ほどで事件は起きました。
半月間原発警戒や巡回、取り締まりなどの業務を行っておりましたが、海難だとか特別な事案は発生しておらず、
現場ってこんなもんなのかぁ
なんて思っていた矢先、保安部から無線が入りました。
地元の漁師が海底に変なものが沈んでいる、不発弾じゃないか?
との連絡があり、自衛隊と協力して確認し、撤去せよとの命令が下った。
ほどなくして自衛隊の爆発物処理班(全身黒ウエットスーツ)が到着し、ミーティングを実施。確認のため、潜水を開始した。
私はまだ潜水士ではなかったため、水上にて支援班として活動していた。
数分後、水中からにょきっと全身黒スーツが浮上(密漁犯みたいにみえました)
「不発弾ですね~」
と一言。
「これ、下で爆発させるんで、警戒お願いします。」
と指示され、
「え?爆発させるの??」
と困惑しましたが、
「大した大きさじゃないし、大丈夫ですよ!」
と言われたので、警戒兼見学をすることになりました。
不発弾の処理は小型の爆弾を取り付け、遠隔にて爆破させるとのことだったので、爆弾設置後、無線にて合図を待つことになりました。
「振動とか来るんですかね?」
そう上席に尋ねると、
「小さいって言ってたし、なんもおきないんじゃない?」
と緊張感もない状態で爆破の合図が無線にてはいりました。
「それでは爆破します。ごー、よーん、さーん、に、いち」
ドーーーーーーーーン!!!
想像以上の水柱が上がり、上席の顔を確認すると、上席の目玉は飛び出て船艇に転がっていました。
(嘘です)
のちに自衛隊の方に聞いてみると、
「いやぁ、思ったより爆発しましたね!」
と爽やかに帰っていきました。
海保の離婚率はかなり高い。警察や消防がどれくらいだとか、民間の離婚率がどれくらいだとか調べておりませんが🥲実際に身近でいたのは、船から1週間ぶりに家に帰ったら、家具家電がなくなっていて、離婚届が置いてあったらしい😱
— 元海保 (@motokaiho) 2022年5月25日
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