motokaiho’s blog

元海保の体験談

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【海上保安庁24時密漁犯を確保せよ】真冬に山の中で張り込みはつらいよ

どうも、元潜水士です。

 

海保はレスキューだけじゃない。

 

そんなお話をしたいと思います。

 

前回の記事で紹介いたしました、国際緊急援助隊の訓練に参加するため、船を降りて2日間陸上勤務を行っていた時のこと、突如警備課かからお呼びがかかりました。

 

「張り込みするか!」

 

そんな言葉を警備課長から言われ、この人自分がなんで陸上勤務してるかわかっているのか?

 

と思い、

 

「あの、明日から兵庫で訓練があるんですが。。。」

 

と答えたところ、

 

「俺には救難なんか関係ねぇ!!」

 

と一蹴されてしまった。

 

いやいや、一応この管区のレスキュー隊の代表みたいなもんやぞ。体調崩したらどうすんねん!って言ってやりたかったのはやまやまでしたが、平社員が課長のパワハラに屈し、真冬に深夜の山籠もりをすることになった。

 

山へ到着し、そこから下をのぞき込むと、そこにはボートが入ってこれそうな入り江がポツンと存在していた。

 

「ここに密猟したアワビを隠しに来ているとタレコミがあった」

 

なんと!刑事ドラマみたいなことがあるんだな!

 

と関心はしましたが、明日の訓練のことを考えるとテンションが上がらず、ただ黙って張り込みを実施。

 

一緒に張り込みをしている課長と静かな空間。

 

すると、課長がおもむろに一言。

 

課長「明日の訓練ってどんなの?」

 

自分「警察と消防と合同で訓練します、4日間ぶっ通しでテント暮らしです」

 

課長「すまん」

 

自分「別にいいですよ、今日のこと潜水班長と船長に言うんで」

 

課長「よし、帰るか!」

 

自分「そんなことできるかーい!!」

 

みたいなやりとりをしていると、入り江にボートが着岸、何やら海に投げ捨てているように見えるが、よく確認することができない。

 

写真を撮影するが、あたりに明かりもないため上手く撮影ができない。

 

課長「よし、現認できた」

 

自分「え、捕まえます?」

 

課長「取りに来た時捕まえるから、今日は終わりだ」

 

後日、壮絶な現行犯逮捕劇が幕を開けるのであった。。。

 

 

このスマホがあったら撮影できたのかな???

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