どうも、元潜水士です。
海上保安庁に勤めていると、ローカルテレビの取材や、皇室の方と会ったり、政治家の人とも会ったりすることがあります。
引用元:フォトAC
私が乗っていた船は潜水士が乗っている船ということもあり、多々そのようなイベントがありました。
その日も、新人潜水士が潜水士を任命され、初めての訓練を行うということで、ローカルテレビの取材がやってきました。
もともと緊張しやすい後輩はガチガチに緊張しており、これは何かやらかしてくれるだろうな!という期待で胸がいっぱいとなっておりました。
(私を含め潜水班全員)
まずは任命式の撮影があるとのことだったので、入念にリハーサルを繰り返し、ミスすることなくリハーサルを終える。
いざ本番の任命式の際、汗だくの後輩をみて笑いをこらえるのが大変だったことを今でも思いだされます。
そこでとどめの一撃を私にくらわしてくる後輩。
任命式で名前を呼ばれたときに、元気よく裏返った声。
手と足が一緒に出る行進。
任命証を貰うときにわちゃわちゃし、帽子を被っているのに敬礼で頭を下げる暴挙。
こいつ
俺たち乗組員を爆笑させて、任命式をやり直させるつもりか!?
なんとか笑うのをこらえきった我々も、任命式をしていた保安部長も疲労困憊。
この後の公開訓練でも絶対何かやらかすぞこいつは!!
そんな不安と期待を胸に、いざ訓練が開始された。
次回につづく。
海上保安官の結婚式について、通常の海上保安官の結婚式は、一般的な結婚式に毛が生えたものだが、潜水士関係の結婚式は余興がかなりおもしろい。かなり体を張ったものから、感動的なものまで多々ある。しかし、これは負けたと思ったのが消防の結婚式だ。まさか結婚式で腕相撲して腕を骨折するとは😅
— 元海保 (@motokaiho) 2022年6月20日